上杉周作

オープンに妬まれて、「ふざけるな、私がどれだけ努力したと思ってるんだ」と言いたくなるレベルを目指そう

こんなネタツイートを目にした。たしかに、3人とも似ている。

(和訳: 「マイケル・セラを何回戦わせればアンディ・サムバーグに進化するんだろう?」ちなみに、3人ともアメリカの芸能人。左は「Juno」の主人公マイケル・セラ。真ん中は「ソーシャル・ネットワーク」の主人公ジェシー・アイゼンバーグ。右は「サタデーナイト・ライブ」のアンディ・サムバーグ。)

同じたとえ方で、人が成功していく過程もまた、次の三段階に分けられると思う。

1. ゼニガメ: 他人から妬まれもしないし、「すごい」と言われるのは社交辞令のみの状態。

2. カメール: 他人から社交辞令抜きに「すごい」と言われるが、「自分はまだまだ」と思う状態。また、あからさまに他人から妬まれはしない状態。

3. カメックス: 他人からオープンに妬まれたり、「私には素質がないから、あなたみたいにはなれない」と卑屈的な態度をとられる。それにたいして「ふざけるな、私がどれだけ努力したと思ってるんだ」と言いたくなる状態。「自分はまだまだ」と思う前に、怒りの感情がこみ上げる状態。

つまるところ、他人からどれだけ攻撃されるかが、あなたの成功の大きさと比例するのだと思う。卑屈な態度をとられるのも、また違った形の「攻撃」だ。

また、3について言えば、ぼくが尊敬しているポーランドのエンジニア・Karolina Szczurさんが、以下のようなツイートをしていた。「女性エンジニアに対するステレオタイプをなくそう」という目的で作られたハッシュタグ「#ILookLikeAnEngineer」に便乗したツイートだ。

日本語訳にすれば、こんな感じだろうか。

わたしはHuman Computer Interactionの学位を持っています。10年以上技術者をやってきて、20もの技術カンファレンスで講演し、私自身6つのカンファレンスを運営しました。自慢に聞こえますか?まあ、めちゃくちゃ努力しましたけどね。

愛を込めて。#ILookLIkeAnEngineer

“Brag, but worked for it f*cking hard. (自慢に聞こえますか?まあ、めちゃくちゃ努力しましたけどね。)”

・・・昨年、ベルリンで開かれた技術者カンファレンス・CSSConf.EUに参加したとき、Karolinaさんの講演を直接聞く機会があった。講演を聞いて、彼女は苦労されたんだなあと思うと同時に、上記「3」のレベルに達されてずいぶん長いのだろう、とも悟った。

まとめると

人が成功していく過程を自分なりに分別すると、

  1. 他人から妬まれもしないし、「すごい」と言われるのは社交辞令のみの状態。
  2. 他人から社交辞令抜きに「すごい」と言われるが、「自分はまだまだ」と思う状態。また、あからさまに他人から妬まれはしない状態。
  3. 他人からオープンに妬まれて、「ふざけるな、私がどれだけ努力したと思ってるんだ」と言いたくなる状態。「自分はまだまだ」と思う前に、怒りの感情がこみ上げる状態。

Karolinaさん以外にも、「別格だな」と思える人と話してみると、やっぱり「2」のレベルにいる人よりも「3」のレベルにいる人が多い。他人の評価を気にしすぎるのはよくないが、「2」のレベルにいる人はまだまだ伸びると思うので、「3」のレベルを目指すことができればいいね。

ちなみに

最近のポケモンではカメックスがメガカメックスに進化するように、「3」の次にはたぶん、「他人がまったく気にならない状態」という「無我の境地」があるのだろう。

だが、わたしを含め、ほとんどの人は「1」か「2」のレベルで足踏みしている。だからとりあえずは、「ふざけるな、私がどれだけ努力したと思ってるんだ」と言いたくなるレベルを目指そう。そういう思いで、この記事を書いた次第だ。

画像ソースはこちら。 ハッシュタグ「#ILookLikeAnEngineer」についての日本語記事はこちら